写真展についてのご案内
今日は雲ひとつないお天気の茂木町。
春に近づく節、山際がだんだんと芽吹くように赤くなるときがあります。
紅葉のような鮮やかな色ではないけれど、
葉もない木が重なって静かに色づくひと時。
広葉樹の多い茂木町は、春・夏・秋・冬で表情がほんとうに変わります。
同じ日は一日としてないことを、ふと改めて思ったりする景色がある。
お越しになる際、すこし思い出していただけるとうれしいです。
さて、今日は旧島崎酒造店にある「蔵」で開催される写真展のご案内です。
「茂木町とたばこ~1961あるたばこ農家の1年~写真・檜山克夫」
茂木町にはかつてたばこ産業が栄えた時代がありました。
今回展示している写真は、日本大学芸術学部写真学科3年生だった平山克夫さんが、まちなかのたばこ農家に足繁く通って撮影したものです。
当時のフィルムは、昭和61年の大水害で流出してしまいましたが、卒業生最作として大学に提出していたものが残っており、同大学と「たばこと塩の博物館」のご協力をいただき、開催することになりました。
現在は一戸もなくなった茂木町のたばこ農家。
モノクロの写真に、当時の茂木町、そして人々を感じてください。
どうぞお楽しみに。